2025年4月7日（月）、高齢者向けオンラインレクリエーション「感動レクオンラインコンサート」に、演歌界のレジェンド・千昌夫さんが待望の初出演を果たしました。1965年にデビューし、「星影のワルツ」や「北国の春」など数々の大ヒット曲を生み出してきた千昌夫さん。その温かい歌声とユーモアあふれるトークに、多くの利用者が笑顔になり、“懐かしさ”と“新鮮さ”が融合した特別な一日となりました。
目次
ダイジェスト動画
味噌汁の詩でスタート！
今回のオンラインコンサートの1曲目は「味噌汁の詩」。「あったかい味噌汁が何よりのごちそう」「おふくろの味を思い出す」といった言葉を織り交ぜながら、千さん独自の語りを交えるユーモア満点のパフォーマンスで、参加施設の皆様の心を一瞬でつかみました。
懐かしの「星影のワルツ」
2曲目には、1966年の大ヒット曲「星影のワルツ」。累計450万枚以上という歴史的セールスを誇るこの曲を披露すると、各施設から拍手や手拍子が止まらない様子が画面越しにも伝わってきます。曲の終わりには「アンコール」の声が飛び交い、千さん自身も「自分でアンコールなんて言ってないよね？」とおどけてみせ、皆さんをさらに笑顔にしました。
故郷の情景を思い起こす「津軽平野」
続いて歌われた「津軽平野」は、作曲を吉幾三さんが手掛けたことで有名な一曲。東北出身の千さんが故郷への思いを重ねるように歌い上げる姿に、利用者の方々からは「自分の生まれた場所を思い出して泣きそうになった」という声も。さらにMCの合間には「岩手から出てきてもう61年」「うちの袋（おふくろ）は100歳まで生きた」など、家族や故郷を懐かしむエピソードも飛び出しました。
コンサートを笑いで包んだ「夕焼け雲」
4曲目「夕焼け雲」では、美しい夕暮れの景色と、どこか切ない郷愁を感じさせる世界観が印象的。曲の合間に「まだ帰らないで！」という声が上がると、「アンコールって自分で言うわけにいかないけどね」「ちょっと休ませてよ」と茶目っ気たっぷりのトークを展開。千さんの人柄あふれるやりとりに、画面越しの参加者から笑いが巻き起こりました。
みんなで歌おう！「北国の春」
コンサートのラストは、恒例のみんなで歌おうコーナー。今回は「北国の春」を、千さんのリードで各施設の利用者が一斉に合唱。どこか懐かしく、そして元気をもらえるような明るいメロディに、自然と手拍子が広がり「画面越しだけど、本当に一つになれた」と、多くの利用者さんが口をそろえて感動を語りました。
オンラインならではの対話コーナーも大盛況
コンサートの合間には、複数の高齢者施設と直接つながって会話する“対話コーナー”が実施されました。
「動物がお好きだと聞きましたが？」という質問に対しては、「犬や鶏、養蜂などたくさんの動物や生き物を育てている」と告白し、鶏がベッドで一緒に寝るというユニークなエピソードで参加者を驚かせました。
また「尊敬する人は誰？」という問いに、「三橋美智也さんが大好きで、心から尊敬している」と答え、「日本各地で健康に過ごしてほしい」との思いを語りました。
他にも「歌手人生で大切にしていることは？」という話題では、「常に健康でいること、風邪をひかないように心がけている」など、長年第一線で活躍し続ける秘訣を明かし、利用者の皆さんから感嘆の声が上がりました。
まとめ
初登場ながら、笑いと感動が絶えないステージとなった千昌夫さんの感動レクオンラインコンサート。デビューから半世紀以上もの間、多くの人々に愛されてきたヒット曲を惜しげもなく披露し、動物飼育や養蜂にまつわるユニークなトークでも視聴者を沸かせました。
コンサート終了後には「こんなに元気をもらえるなんて」「また会いたい」といった声が施設の画面越しにあふれ、高齢者の皆さんにとってかけがえのないひとときになったようです。今後も「感動レクオンラインコンサート」では、多彩なゲストを迎えて“歌のチカラ”を届けていきます。次回以降にもぜひご注目ください。
【千昌夫さんプロフィール】
1947年5月8日生まれ、岩手県陸前高田市出身。1965年にデビューし、翌年リリースの「星影のワルツ」が大ヒット。続く「北国の春」「味噌汁の詩」など、数々の名曲を世に送り出す演歌界のレジェンドとして広く親しまれている。優しく温かい歌声とユーモアあふれる人柄で、多くのファンを魅了し続ける。
千昌夫さんオフィシャルサイト
http://www.senmasao.jp
