2025年3月27日(木)、高齢者向けオンラインレクリエーション「感動レクオンラインコンサート」に、実力派演歌歌手の田川寿美さんが初登場しました。
1992年に「女…ひとり旅」で鮮烈なデビューを飾り、「みれん海峡」「女人高野」など数々のヒット曲を世に送り出し、NHK紅白歌合戦にも出場。磨き抜かれた歌声と深い表現力で、多くのファンを魅了し続けています。
今回のオンラインコンサートでは、デビュー曲から最新曲まで幅広いレパートリーを披露。各高齢者施設と画面を繋ぎ、対話コーナーや誕生日祝いなども実施し、多くの利用者が笑顔と感動に包まれるひとときとなりました。
目次
オープニングはデビュー曲「女…ひとり旅」
最初に披露されたのは、田川さんの思い入れが深いデビュー曲「女…ひとり旅」。
「16歳でこの世界に入り、この曲が私の人生を変えてくれました」と語る田川さん。若さと大人びた切なさの両面を併せ持つ楽曲に、参加者からも「懐かしい」との声が相次ぎ、大きな拍手が送られました。

印象的なエレキギター演奏「女人高野」
2曲目の「女人高野」は、演歌歌手としては珍しい“エレキギターを弾きながら歌う”スタイルでも話題を集めた代表曲。
「目立つかもしれないと思って挑戦しました」と当時を振り返る田川さん。着物姿にエレキギターという意外な組み合わせに、視聴者の目は釘付け。雄大で哀愁漂う旋律に、施設の参加者から「鳥肌が立った」という声も上がりました。

八代 亜紀さんの楽曲を後輩が熱唱「もう一度会いたい」
続く3曲目は、八代亜紀さんの名曲「もう一度会いたい」。
「愛情あふれる先輩で、よくお買い物に連れて行っていただきました」と思い出を語る田川さん。社さんが遺した歌を、後輩が想いを込めて歌う姿に参加者も胸を打たれ、「八代さんを感じられた」と涙ぐむ方も少なくありませんでした。

最新曲「悲しいめぐり合い」で大人の恋を表現
4曲目は、田川さんの最新曲「悲しいめぐり合い」。
ポップス調のアレンジで描かれる、かつての恋人と再会した切ない物語に、田川さんの艶やかな歌声とドラマチックな表現が重なり合い、会場(配信画面)を独特の空気感で包み込みました。「心を揺さぶられる」「しみじみと聴き入りました」というコメントが寄せられました。

みんなで歌おう「上を向いて歩こう」
コンサートのラストは恒例の“みんなで歌おう”コーナー。
田川さんのリードで「上を向いて歩こう」を合唱し、昭和を生きた世代にとって馴染み深い曲に参加者が一体となりました。「声に出して歌うと元気になれる」「一緒に踊りながら口ずさんで楽しかった」という声が各施設から届けられ、温かな盛り上がりを見せました。

対話コーナーと誕生日祝いでさらに笑顔が広がる
オンラインコンサートならではの対話コーナーでは、「歌手人生で最も苦しかった時期は?」「どうやって歌を続けられたの?」といった質問に田川さんが丁寧に回答。
「若い頃は孤独や不安を抱えることもあったが、ファンの笑顔や励ましが支えになった」と振り返り、「好きな歌を大切にし、目の前の人の笑顔を想いながら歌うことがエネルギーになる」と語りました。
また、3月生まれの利用者さんのお誕生日を祝うシーンでは、「四季の移ろいを感じながら、笑顔で日々を過ごしてほしい」とのメッセージを添えて、参加者と共に拍手とエールを送り合いました。

最後に
初出演ながら、多彩なレパートリーと親しみやすいトークで視聴者を魅了した田川寿美さん。デビュー曲から最新曲まで、その“磨き抜かれた歌声”はオンラインの垣根を越えて高齢者施設の皆さんを大いに盛り上げ、思い出深い時間となりました。
今後も「感動レクオンラインコンサート」では豪華ゲストが登場し、高齢者の皆様と対話を通じた音楽交流を深めてまいります。次回以降もどうぞご期待ください。
【田川寿美さんプロフィール】
1975年11月22日生まれ、和歌山県和歌山市出身。13歳で各種歌謡祭にてグランプリを受賞し、1992年「女…ひとり旅」でデビュー。「みれん海峡」「女人高野」などヒット曲を生み出し、NHK紅白歌合戦にも出場。深い表現力と魅惑的な歌唱スタイルで多くのファンを魅了し続けている。
田川寿美さんオフィシャルサイト
https://www.nagarapro.co.jp/talent/toshimi-tagawa/